作者は何を言いたかったのか? 青い鳥は身近なところにいたという話を 「幸せは身近なところにある。 だから、その身近にある日々の幸せを 大切にしよう」という メッセージとして解釈するのが一般的です。 しかし、メーテルリンクの青い鳥の原作では その話に続きがあります。 もともとの原作は童話として書かれたものでは なく、戯曲、つまり舞台用に 書かれたものなのです…
次に訪れた「未来の国」は、目に見える何もかもが青色に染まっていました。 そこで、チルチルとミチルはたくさんの子供たちに出会いました。どの子もみんな空色の着物を着ています。 広間にぎっしりと集まった子供たち。しかもそんな広間が他に3万もあるというのですから驚きです。 その子供たちはまだ産まれていない、つまり、誕生を待っている子供たちなのです。 子供たちはそれぞれ大切なテーマを抱えていま…
次にチルチルとミチルは「夜の精」が住む御殿にやってきました。 そこには夜に支配された多くのトビラがあり、その中に青い鳥がいるらしいのです。 みんなは怖がって尻込みしますが、チルチルは鍵をもらい、ひとつずつトビラをあけ始めました。 最初のトビラをあけると、おそろしい幽霊が飛び出しました。チルチルはパンやイヌと力を合わせて 元の部屋に押し戻します。「病気」「戦争」「影」「恐れ」次々とあけて…
皆さんは、モーリス=メーテルリンクの「青い鳥」を ご存知ですか? とあるクリスマス・イブの夜。 サンタクロースも素通りしてしまうような小さな森のきこり小屋では、 兄チルチルと妹ミチルが窓辺に並び、イブでにぎわう村の様子を 眺めていました。 たくさんのプレゼントや はなやかなパーティー。貧しい暮らしのふたりは、 そんな様子をただ眺めているしかないのです。 そこへ、突然、あやしげな…