ジオラマのやうな街並み春夕焼 五十嵐章子 春夕焼男ひとりが干物焼く 八木柊一郎 万葉の山見ゆる街春夕焼 早崎泰江 春夕焼平城山古代に還りゆく 中井弘一 春夕焼コロッケ買って帰り道 アロマ バス停に止るバスの背春夕焼け アロマ 稜線を茜に染むる春夕焼 斉藤雅子 山羊の列春夕焼の中歩む 窪みち子 春夕焼煮物の鍋の…
春の山色合い豊か窓の外 アロマ 春の山朝のサラダに菜の花を アロマ 春山や松に隠れて田一枚 村上鬼城 春山や空寺喧雀暮れかねて 乙字俳句集 大須賀乙字 春山や鳶のたかさを見て憩ふ 飯田蛇笏 山廬集 春山をいただくバスの馳せて来し 中村汀女 春山を出でくる川に堰いくつ 林火 春山を妻と見てをりなべてぬくし 大野林火 春山を越えて土減…