夏の想い出 小学生の頃の夏休み帳 朝顔の花 蝉の声 ラジオ体操 気怠い朝 毎年の海水浴 海は蒼く 白砂青松 父が 飯盒炊爨をした 浜の枯れ枝を拾い 俄造りの石の竈で炊いた おかずは缶詰等 美味しかった 研いだ米と水を 飯盒にセットして海へ持参する 子供時代の懐かしい思い出だ 海やプールで遊ぶうち 何となく泳げるようになった 顔出し平泳ぎ…
鳴子引き夜は一枚の日本海 鷹羽狩行 目覚むれば障子開くれば日本海 岡本眸 籾殻のひとり燃えゐて日本海 神蔵器 野水仙ときに女濤を日本海 中戸川朝人 残心 薮巻や晴を見に行く日本海 森 澄雄 夕立に叩かれめちゃくちゃ日本海 高澤良一 寒暑 落鮎の瀬のすぐそこは日本海 加藤秋邨 落日の また流灯の 日本海 福井美代子 梨ひとつ日本海に浸しけり 吉…
子供の頃 家族で 毎年海水浴に行っていた 殊に山陰の海は美しく 白砂青松 海水も透き通った淡いブルーグリーン だんだん山陰の奥へ奥へと足を延すようになった 自家用車を持ってからは その傾向が強くなった 顔出し平泳ぎ 横泳ぎや背泳等 何となく覚えて行った 立ち泳ぎも出来る 平泳ぎと立ち泳ぎ 横泳ぎは 皆あふりという脚の操法で同じだ 立ち泳ぎは楽しい 辺…
「アロマ」の句 春の朝爽やかに咲くチューリップ 野道ゆく揚羽数匹舞い来る 赤天道肩に留まって春眩し 吾子連れて草萌える野辺を行く 南高梅の梅酒をロックで 友釣りの鮎遠目にまるまると 夏の海白波立てて真っ青 白砂青松山陰の海 硝子越銀杏の黄葉燦然と ぼたぼたと銀杏風に落ちる音 世田谷に師走の紅葉美しき 「水原秋櫻子」の句 蛍火の…