さんが書いた連載月の日記一覧

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夏の名残の三日月

あれだけ暑かった昼の熱気も 夕暮れの空に絹雲が出る頃には 吹き渡る風に押し出され 雲間を見え隠れする三日月も 少しホッとしたような面持ちだ。

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青空の下の上弦の月

雲一つない五月晴れの夕暮れ時 空はまだ青く、涼しげな風が頬を撫でる 天頂から、少し西に傾いた辺りに 上弦の月が居た 陽は沈んでしまったけれど、その陽光を受け 白く眩しいくらいに輝いていた♪

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青空の下の猫の目月

雪の降った次の朝 空は青く澄み渡り 時折、薄雲が流れてく 東の空には猫の目月が 澄ました顔して浮かんでいるよ その輪郭は白く縁どられ まるで白磁のお皿のよう きっと昨夜の雪の結晶が 空の塵を絡め捕り 透明な空気で満たしくれたんだ♪

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瓦斯った宵の上弦の月

会社帰り 天頂付近 瓦斯った空に上弦の月 明日は雪になるらしい そしたら、雨夜の月ならぬ 雪夜の月かな^^;

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CRESENT MOON

幾晩か前の暁の刻 まだ針のように細い三日月が 濃藍の空に浮かんでいた その鋭く尖った切っ先で 私の淀んだ心の畝を すっぱり刈込み均しておくれ プラチナ色の燐光放ち 心の闇を仄かに照らして 荒んだ心を癒しておくれ。

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月蝕

月蝕の夜 プラチナの灯りは 徐々に闇に侵食され やがて、赤銅色の燐光を放ち 刹那の死を迎えるのです 寸刻の後、闇の支配は解かれ 月の平原は光に満たされ 永遠の朔望のリズムを刻むのです。。

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深秋

深秋の 実りを満たす 月杯