さんが書いた連載星の王子さまを読むの日記一覧

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星の王子さまの 目次をつくる

そろそろ この本のことをいつまでも「さっぱり分からない」とばかりは言えない年になったようです。 二十歳頃に初めて読んで、さっぱり分からなくて それからも、何度読んでも、良いことばというかそういうものは確かにあるのだけれど、どこから、そのことばが生まれてきたのかが分からない。  大切な事は目には見えない。 パイロットが、6枚歳の時に描いた、ウワバミが象を飲み込んだ絵は、わたしも、帽子にしか…

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子ども時代のよろこびとは

「おとなはだれもはじめは子どもだった。しかし、その事を忘れずにいるおとなはいくらもいない。」 この本を読むと、作者には思い切り楽しい子ども時代があって、その子ども時代に帰って行くことを楽しみにしていたようです。 作者サンテクジュペリが楽しく子ども時代を思い出しているのは貴族であったとか、一時すごした豪邸などの紹介の故でしょうか。 子どもの時に父親が亡くなって、破産の憂き目に遭っていた。…

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個人的な星の王子さま

 いつも個人的なことは見張られているような気がします。  個人的な好みって言えば、その先は言葉も通わない気がする。ほんとだろうか?  個人的な生育歴、色々な人と出会いました。幸せと出会いました。ほんとに喜んだこと。それがあったから、ここまで歩んでこられた。まだまだ先は続く。でも、時々、その幸せを忘れて、勝手に不幸ぶっていたりする。  私の人生を輝かせてくれたものは、とても、個人的な幸せです。客観…

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主観のすすめ

 星の王子さまの言葉は、とても主観的である。 人が、面倒を見られる子どもから、面倒を見る大人になって行く過程で、色々な客観を身につけて行く。 大人は、主観にはとても慎重で、「私の主観に寄れば」とか、「主観が入っているのだが」と、他人には通用しない自分だけの見方であることを強調する。  このように、主観はいつも、他人の目に脅かされている。  けれど、自分が他人とは違う自分であると感じられるのは…

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目には見えないもの 2

大切なものは目には見えない。心で見る。 それは21章、キツネとの別れの場面です。             ★ ★ ★ キツネは、王子の星に咲いた、わがままであまのじゃくな一本のバラと、とある庭先に咲いた5000本のバラとの違いを教えてくれます。 -こんにちは、王子は言いました。そこは、バラの咲いている庭でした。 -こんにちは、バラの花たちが言いました。 王子は花たちをじっと見つめていました…

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目には見えないもの

(うわばみが像を飲み込んだ絵) 目には見えないものの最初は、このうわばみが像を飲み込んだ絵です。 帽子にしか見えない絵の中に隠された、「こども」だったわたし。1章 (君の欲しがっている羊がこの箱の中にいるよ) ーぼくは、こんな羊の絵が欲しかったんだよ! 主人公のパイロットは、誰も本当のことを話したことがないほど孤独な日々を送っていました。でも、砂漠という全く孤独な場所で、王子に出会うことになっ…

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星の王子さま

かつて子どもだった大人に献げられた、星の王子さま。 フランスが占領されてアメリカに渡った、サンテックスは、最期の著書を書き、 1943年に英語に翻訳されて出版された。翌44年7月31日44才の若さで地中海に消え去った。 内藤 濯(あろう)さんが、Le Petite Prince を 「星の王子さま」と訳され、日本に紹介されたのは 1953年昭和28年の事でした。 http://prince…

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6月29日 サンテクジュペリさんの誕生日

1900年6月29日リヨン生まれ。 愛読書、星の王子さまが書かれたのは 1943年4月。 もしも、進歩ということが人類にあるとしたら、人が子供の心を失わないということ以外に始めようがないと、私は思う。 星の王子に最初にあったのは、二十歳の頃、英語版(星の王子さまも最初は英語版だった)を友達からもらった。勘違いでなければ、その友人はこう言った。「君のことが書いてある。」 2度目にあったのは、学…

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星の王子さまを訳し終わる

追加:下のぶろぐにて、順次掲載して行きます。 prince20189.blog.fc2.com 星の王子さまを読んでいます。という名前です。             ★ ☆彡★  2度目の訳でしたが、たまらない魅力に、夜を明かしてしまいました。最後の箇所は、友達からの伝言のようです。ご覧ください。  「ある日アフリカの砂漠に旅することがあったら。そして、ここらを通ることがあったら、君に…

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星の王子さまをもう一度

 日頃は物忘れも多くて、我ながら「大丈夫かいな?」と思う日もある。でも、心配してても意味はない。2年前に星の王子さまを訳したときには、文法上の意味のニュアンスが分かっていなかったりするところもあったのでもう一度、やり直しています。ささっとは行かないけれど、それでも分かりたいのでしつこくやって行く。頭の中の消しゴムは相当なものでかすかに残った痕跡に、なぞり書きを重ねて行く。  この本に出会っていな…

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サンテクジュペリ生誕118年

大人になったら忘れてしまうこと。 それは、自分が子どもだったこと。 大人になって、念願の飛行士になり、何度も事故に遭い不安の中にあった時、子ども時代の幸せなことを、辛い時に思い出していたというサンテックスさん。 児童虐待という痛ましすぎる時を大人達の都合で過ごしている日本の子どもたち。 子どもと大人はどこが違うのか?「星の王子さま」の中には、その違いがいっぱい描かれている。その中心にある言葉…