これからは季節が変わる。何かと登山上着を物色する事になろう。
そこで、変わり種を紹介しよう。
当時昭和三十年代は、綿製品に替わり、ビニロン繊維が出回り始めた登山衣装の軽量化幕開け時代だ。
純毛の背広が、重宝されていた。
親が着古したものだ。濃霧や多少の吹雪程度なら背広で行動していた。純毛の厚みが、袖や襟を、風から避けれた。
悪天候や高所稜線でなければ、ヤッケは携行してたが用いなかった。
写真は雪面に立っている姿。
毛皮の尻あてとセットで用いていた。股の下の気配でおわかりいただけようか。
稜線に出るまでは、急な雪斜面の重荷でのラッセルを強いら