「天皇と接吻 アメリカ占領下の日本映画検閲 」
平野 共余子/著・1998年・399p
日本での映画の検閲をまとめた本です。
サイレント映画の時代から
日本国内での「検閲」があったと指摘しています。
この「検閲」とは政府の意向に反するか、いなかの点検でした。
その一例として、フランス革命をまとめた映画では
反乱を助長するという理由で上映中止にしました。
商魂逞し配給会社は、
男女の恋が騒乱の中で犠牲になるという、
筋たてにして、
当時、活躍していた活動大写真弁士、つまり、かつ弁が、
この物語をカモフラージュして堂々と公開したとか。
そんな日本の