さんが書いた連載読書日記の日記一覧

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戦後の映画の「検閲」を分析した本

「天皇と接吻 アメリカ占領下の日本映画検閲 」 平野 共余子/著・1998年・399p 日本での映画の検閲をまとめた本です。 サイレント映画の時代から 日本国内での「検閲」があったと指摘しています。 この「検閲」とは政府の意向に反するか、いなかの点検でした。 その一例として、フランス革命をまとめた映画では 反乱を助長するという理由で上映中止にしました。 商魂逞し配給会社は、 男女の恋が騒…

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本を、やっと読み終えて・・・

「老いと記憶 -加齢で得るも、の失うものー」 増本康平・著2019年・出版 この本、 私にとっては示唆に富んでいるようようですが、 読み終えるまでに、かなりかかりました・・・ 小冊子、新書版なのにです・・・ 途中、中断し読み解けなくなりして・・・ なので、章に沿って、気になった文を引用し残す事にしました。 第一章/衰える記憶、衰えない記憶 「記憶は目に見える形で存在しません。 そ…

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九月に読んだ本

「スカートの下の劇場」 上野千鶴子・著 著者の名前と本の題名に誘われて、つい買ってしまった本。 下の劇場とは、何の話かというと下着の話し。 女性下着は、二つの側面があるという。 他者に見せるもの。 自分の好みのもの(ナルシズム) 男の下着は母親に、次は妻に支配される象徴であるという。 衣服一切は、母親の仕事だから子どもらの下着は 母が選び、洗濯を通して暗黙の支配をしていく、と言う。 …