「啄木鳥」の日記一覧

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蒼々と月に照らされ深雪の夜 

 おのづからよき声の出て深雪晴  能村登四郎  しんとして深雪の視野のあるばかり  加藤秋邨  そこここと網倉見ゆる深雪かな  阿波野青畝  きさらぎや深雪に沈む林檎園  福田蓼汀 山火  夜の深雪ただしんしんと降り積もる  アロマ  酌めば茶のすぐにさめたる深雪かな  鈴木真砂女  大雪や母の点つ茶の泡みどり  大野林火  竹垣にひそむ雉子の眸深雪晴れ  廣瀬直人 帰路 …

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春を探して!

気温十度… 風もなく絶好のドライブ日和とあって 湖北の今ならでは風景を探しに行きました クヌギ林を通して残雪の山々が美しく時折 キツツキの 木を叩く音が響いてきます 道路や車のなかった時代であれば雪が積もればさぞかし 生活も限られたであろうと予想される山奥の集落 現代においてもなお過疎化の波は衰えることなくさらな る廃屋が目立つ状況… 今年は雪が少なく冬眠の熊も早々と目を覚ますかもしれず …

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豊かさ

快晴で穏やかな日。  朝、雑煮を作る準備をしていたら、三男がおせちを片づけたいという。彼の仕事始めの日なので、昨夜のおせちの残りで朝食。刻んだ大根や人参はは夕食の材料に回すことにする。  2日は例年だと亡妻の実家に行くことになっているのだが、種々の事情で二男に代行してもらうことになった。長女も風邪気味でパスしたいという。義姉一家だけの訪問団欒になるだろうが、一応二男が顔を見せるので容赦してもら…

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腰を気にして過ごす

晴れだが風が強い日。朝、啄木鳥のドラミング音がするので周囲の木を見渡すと、畑跡の向こうのニセアカシアに見つけた。2時方向に伸びている枝の下側に取り付いて、しきりに頭を振っている。爪の鋭さが思いやられる。コゲラにしては少し大きい気がするが、色が良く見えないので何かはわからなかった。乾いた音が青空に消えていくのは、なかなかロマンチックなものがあった。  腰痛の恐怖がまだ去らないので、カイロと腰痛バ…

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啄木鳥来る

晴れ、風が強い。本日は冬至。新月の日に冬至を「朔旦冬至」と言い、19年に1度のことだという。この年になって初めて知った言葉だ。冬至にふさわしいかどうかわからないが、啄木鳥の音を今冬初めて聞く。音の大きさからするとコゲラではなく、もっと大きいもののような気がする。何年か前には青ゲラがやって来たこともある。いかにも冬がやって来たという感じだ。  長女が職場の忘年会ということで、送って行った。和田橋…