教えて下さい。クーラント（冷却水）に泡が発生します。エ...

2010年01月03日 01:05

ペンネーム：回答者（匿名希望）さん

輸送用機器の設計をしていました。

　三菱ジープはわかりませんが、一般に冷却液系統は、

国産車など：　ラジエタキャップまでが加圧系。ラジエタキャップにリリーフ弁が付き、その先のホースとリカバリタンク(補給用タンク)は大気圧系。

ドイツ車など：　リカバリタンクまで、すべて加圧系。リカバリタンクのキャップにリリーフ弁が付いている。

　となっています。

　補給時などに冷却液系(加圧系)にエアが混入した場合、どちらであっても、エンジンを起動させれば、水温が上がるころまでには、エアは速やかにリカバリタンク側へ排出されるように設計されています。
　リカバリタンク側へ排出されたエアは、エンジンやラジエタ側へは戻りません。通常は心配いりません。
　
　冷却液系(加圧系)にエアが混入しているかどうかは、見えないので、普通はわかりません。
　リカバリタンク、またはホースにエアが見えるのでしょうか？
　それらは、冷却性能に影響しないので、心配いりません。
　
　リカバリタンクの冷間時の冷却液量に変化が無いなら、漏れはありません。
　たとえば数週間で目に見えて減っている場合は、リリーフ弁の異常か、どこかで漏れている可能性があります。

　・冷却液量に変化が無く
　・水温計が恒常的に正常値を示している
　　のであれば、通常は冷却系統に問題はありません。

2010年01月03日 09:15

ペンネーム：質問者（匿名希望）さん

相談者

ご回答有難うございます、下記コメントを記載します。
?３０年前のジープなのでリカバリータンクはなくラジエーターキャプよりホースが出ていて車外へでています。
?泡はEG作動時にラジエーターキャップを外すと上から見えます。
?液量変化はあまりありません、４週間で液面が１ｃｍ下がる程度で
EG内に冷却水が漏れた形跡はあり、ません
以上です、宜しくご指導ください。

2010年01月04日 00:06

ペンネーム：回答者（匿名希望）さん

コメントありがとうございます。

　リカバリタンクの無いタイプでしたか。
　
?　一般的に、冷却液は、多少のエアが入っていてもウォータポンプで強力に圧送され、問題ありません。
　エアは一番高いところ(リカバリタンクが無ければラジエタキャップ)に集まります。
　リカバリタンクが無いので、ラジエタキャップ付近から再びエアがラジエタに戻るかもしれません。
　その場合でも、水温計が異常な高温を示さなければ、冷却系統は正常に機能していると判断できるので、心配はいらないと思います。

　ラジエタファンも、電動ではなくエンジン直結だと多少の水温の変動はあると思います。それでも同様に、異常な高温値や、オーバーヒート症状が見られなければ、冷却系統は問題無いと判断して良いでしょう。

?　上記のように、水温計、(もしあれば油温計も)異常な高温を示さなければ、冷却液中に見えるエア・泡は気にする必要はありません。
　ブレーキフルードのような厳密なエア抜きは不要ですし、できません。
　冷却液は基本的に水ですから、ラジエタキャップのブリーザホースから冷間時に吸い込んで液に溶けた空気や蒸気等、泡が出てくる現象も起こります。
　
?　リカバリタンクが無いため、加圧系の内圧を超えて蒸発した液(水)は大気中に開放され、リカバリタンク付きの車よりも、液は多く消費します。
　4週間で1cm程度の液消費が正常かどうかは車によるので言及できませんが、リカバリタンク無しですから、感覚的には問題無いレベルのように思えます。
　(ラジエタの上部は、かなりの液量を蓄えています。最悪は、キャップを開けて、コア部分が液に覆われていれば、何とかなります)

三菱ジープ　クーラント泡対策

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