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さくら

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思いついたらそのまんま(3083)

淋しくないか 辛くはないか 店のどこかで 虫が鳴く いつもお前と 一緒にいるよ 泣きたい時は 泣きなさい 信じて尽くして 終わった愛は いつも私の 心の中に

さくら

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思いついたらそのまんま(3081)

今朝も目覚めて 一日分の 命をもらい 花を見て ホスピスへ 続く廊下の 先に咲く 生きた証の赤い花 自分の命は 自分のものと 終わりになって 気がついた

さくら

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思いついたらそのまんま(3082)

愛したお人を 陰から送り 野辺の送りや くずの花 命の終わりは ひとつの区切り あなたはいつもそばにいる 細い絆の ふたりの愛は 一つになっても 二つです

さくら

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思いついたらそのまんま(3080)

いつか逢えると 信じて生きた 秋海棠の 淡い色 今夜もひとりで のれんを出すわ あなたのいない 店だけど いつもお前を 守っているよ いつも二人で いるんだよ

さくら

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思いついたらそのまんま(3078)

もり、かけの そばはとっくに のびきって まずくて食べる 人もなし 人の噂も 七十五日 そのうちみんな 忘れられ 得したやからが にんまり笑う こんな世の中でいいのかなあ~

さくら

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思いつおたらそのまんま(3076)

お褥辞退を したはずなのに なんで今更 鈴を振る 体が覚えた この悦びを 埋み火起こして 苦しめる 命絶つ気で 拒んでみても 落ちて行きます 夜の底

さくら

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思いついたらそのまんま(3077)

なんでのん気に 浮いてるのかと 白玉団子に 八つ当たり 機嫌を直して 一杯呑んで 怒るとしわが 増えまっせ そやかて腹立つ うちの宿六 一人前に 浮気して

さくら

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思いついたらそのまんま(3074)

まさかの坂を いくつも越えて やっと静かに 酒を飲む 昔愛した お人のことを 忍べば外は 夏あらし 今は静かに あなたを想う 泣いているよな 細い月

さくら

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思いついたらそのまんま(3073)

親孝行を したくなくても 親がいて この罰あたり 何をいう 親がいなけりゃ 子供はいない 親は子供の ために生き 子供に迷惑 かけたくないと がんばり過ぎる 今の親

さくら

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思いついたらそのまんま(3070)

くよくよしたって 仕方がないよ 昨日は昨日 今日は今日 人のことだと あっさり言うな 俺の人生 なんだった 家族のために 働き通うし これでいいのか 人生は

さくら

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思いついたらそのまんま(3071)

いつか何処かで 必ず逢える 信じて待った 路地の店 カナカナ鳴いて 日暮れになると あなたを待って ひとり酒 のれんが揺れて 幽霊かしら たしかにあなたの顔を見た

さくら

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思いついたらそのまんま(3069)

諦めて しまえばそれで いいかも知れぬ 人生なんて そんなもの 風に吹かれる 柳のように あなた次第の 人生よ 欲しいものなど 何にもないわ いつもあなたの腕の中

さくら

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思いついたらそのまんま(3067)

人生劇場 そろそろ終わり カーテンコールは ないだろう 人生何度も リセットしたが 腹八分目で 止めておく 自分史書くほど 山坂ないが 普通が一番 いいのかも

さくら

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思いついたらそのまんま(3068)

うすものに 隠しきれない 秘密を隠し 酌をする 私がこんなに 想っているに あなたはいつも 知らん顔   なまじ情けを かけてはならぬ 越してはならぬ関もある

さくら

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思いついたらそのまんま(3066)

どんまいどんまい 気にしちゃだめよ 誰でも一度は 通る道 男の値打ちは そんなことでは 決められないのあるがままで いいんだよ いざというときゃ 男でなけりゃ 側にいてくれる だけでいい

さくら

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思いついたらそのまんま(3064)

我が暮らし 中の中なり これで良し これでよしと 言いきかせ 上を見たら きりないからね 川の中州で 丁度いい 若いときには 買ってもせよと 出来れば苦労はしたくない

さくら

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思いついたらそのまんま(3065)

明日咲く 朝顔のつぼみ 数えながら のれんが揺れて いつものお客が 入ってくるわ いつも呑んでる同じ酒 逢うたびに 胸が騒ぐの 泣いているよな 細い月