下草作りの苦労話

小品盆栽の展示には季節感を表現する上で下草の役割が大変大きく、何時も気を使うところですが盆樹と一緒の棚で管理するのが意外と難しく、入れ物が極小で薄い鉢の為水切れには神経を使い、直射日光は避け明るい日陰で風通しも必要と、樹と比べると余分に気を遣う分持込による出来上がりの可愛らしさには目を奪われます。
私の場合ベランダの為乾きが厳しく、不自由なく展示会に対応出来る様になるまで数年掛かりました。
と言うのは、何時も上手に締め込んで作った下草を飾っている先輩達に聞くと、特に神経は使っておらず簡単に出来る話ばかりで、最初の内は置き場を替えながら色々と試し条件が合わ