諏訪大社と善光寺に関わる、神々の信仰から仏教信仰による天下統一の歴史

善光寺の仏像の持ち込みと創建についての、皆さんからの疑問を、前回のトピックでまとめてみましたが、そのいくつかは、今回のトピックの題目について説明し、善光寺の歴史解釈についてある説を紹介すれば、解答が得られるのでは、と思いましたので、記してみました。

 古代では、天下統一の手段として、武力以外に特定の信仰を広めることが大事であったといわれています。
 邪馬台国の卑弥呼による天の神の信仰、ヤマト王権の天照大御神の信仰に代わり、聖徳太子の大化の改新以降では、仏教信仰を天下統一の手段としたといわれています。

 ヤマト王権の聖徳太子は仏教を積極的に保護し、百済