4宮からなる諏訪での、狩猟文化と稲作文化の融合(2/2)

(前回トピックより続く)

【 新日本風土記 「諏訪」 NHK総合1 より 】

 諏訪では1千近い縄文跡が見つかっており、全国で縄文文化が最も栄えた地域の一つである。
 諏訪の黒曜石の矢じりの精巧さから、狩りの技術の高さが伝わる。また国宝の縄文のビーナスなど技術的に高度で形も洗練されている土偶が数多く見つかっている。

 縄文人の風習が上社の神事に色濃く残っている。
 上社本宮には、蛙を矢で射抜き、神様への奉げ物にする蛙狩神事(かわずがりしんじ)があり、この神事から伺えるのは、狩猟の神に生贄を捧げた縄文人の姿である。
 上社前宮には、鹿の首を神様に供え