誕生繁栄を願う神話から考えると、昨今の日本人口の減少は寂しい。

日本神話が作られた頃は、稲作農耕の普及により飛躍的に人口が増えた時代であったといえます。
 しかし昨今では2008年をピークに人口減少が顕著であり、いままでの戦争などの特殊要因での一時的減少を除けば、このようなことは無かったようです。
 先頃のニュースでは、2040年には全国平均で約16%も人口が減少する見込みで、市区町村別では、自治体の約7割で、2割以上も人口が減るというものでした。永い歴史から言えば異常です。

 前回のトピックスで掲げた続きの古事記神話に、つぎのような話があります。
 「伊耶那岐神(いざなきのかみ)が、醜くなった伊耶那美神(いざなみ