「いただきます」の挨拶の意味と古事記神話 (2/2)

(前項より続き)

「いただきます」の挨拶について、ちなみに浄土真宗による説では、
 「食材である生き物の植物や動物の命を絶ち調理し、それらの命をもらって、それを食べる人間が自分の命を維持し生存することの感謝を表すこととしている。」
 ということで、古事記と同じ考え方のようです。

 一方、外国では食事の挨拶はどうなのかを調べてみますと、「神に感謝します」、「神様、今日の食事をありがとうございます」「良い食事を」、「食事を楽しんで」などの意味の挨拶であり、明らかに日本とは違うようです。

 「いただきます」挨拶の本来の意味は、古事記に記された自然観であり