諏訪大社上社の、蛙狩神事と御頭祭から見える諏訪の歴史

日本では、仏教が伝来して以降、神への供物として生きた動物を供えることは無くなったと言われ、それはヤマト王権の支配地域拡大の時期と同じくしており、もちろん現在でも、皇室の行事にも無いようです。
 しかし、最近の話題にもなった、諏訪大社上社本宮の蛙狩(かわずがり)神事、そして剥製で代用しているとは言え前宮の御頭祭(おんとうさい)が現在でも残っています。
 全国的にこのような神事がほとんど無くなったにもかかわらず、なぜ諏訪大社上社に、このような神事が残っているのかを考え、そして信濃に関わる歴史の色々な説をつなぎあわせてみると、諏訪特有の歴史が見えるような気がし