信濃と阿蘇は古代から関係があり、更にいくつかの類似点があるようです。(その2)

(続き)
 似ている二つ目の、熊本県(阿蘇)と宮崎県(高千穂)に鬼八(きはち)伝説と、信濃の八面大王伝説の話題です。

 鬼八伝説は9世紀の阿蘇地方の伝説であり、九州観光推進機構のHPによると、
 「・・・阿蘇の鬼八は健磐龍命の家来。命が往生岳から遥か彼方の的石へ矢を射る。鬼八はその矢をとってくる役目。100本目を手抜きして足の指でつかんで投げ返した。怒ったミコトは逃げる鬼八を高千穂まで追っかけて殺した。鬼八はミコトを恨んで阿蘇谷に霜を降らす。霜には弱い。農作物が出来ないから。ミコトは鬼八のために霜神社を創り、毎年「火焚き神事」をして鬼八の霊を暖めている