茶道の心、禅の心 (その1)

半年も前のことになりましたが、世界で最初の禅学国際会議が今年の5月13、14日に京都・花園大学で行われました。出席者は100人程度の少数でしたが、私の目測では外国の方は2割が中国人、2割が東アジア、欧米、残りは日本人でした。

テーマは日本の臨済宗が主幹経典として基本に据えている臨済録(臨済禅師の語録)の研究と中国の臨済禅師1150年遠諱記念、並びに白隠禅師250年遠諱としていましたが、内外の発表者の多くはそれに囚われず、禅全般の伝搬について命題として発表していました。

1日目の最後に花大のアメリカ人教授と高位の日本人禅僧教授の二人の対話禅セッションで