国立西洋美術館の常設展をゆっくりと鑑賞するイベント
主宰してくださったカイノスケさん、またご一緒に参加して下さった皆様、昨日はどうもありがとうございました。
ただ、何人かでまとまって美術館や博物館に入るのは修学旅行以外では初めての経験。いつもは一人で勝手気ままに見て歩く癖がついていて、皆様と離れる事が多くご迷惑をおかけしたのではないかと反省しております。
さて、国立西洋美術館の常設展はいつも企画展を見に行ってついでに見るものだったのですが、年齢を重ねることで無料化されてからは常設展に良く行くようになりました。ただ、コロナ禍による閉館、美術館自体の改装の為の休館により、昨日は4年ぶりに訪れました。
西洋美術館の常設展に限らないかも知れませんが、常設展と言えども、少しずつ展示内容が変わっていきます。
最近の知る人ぞ知る目玉展示はフェルメール(に帰属)の『聖プラクセディス』だったのですが、今回は見られませんでした。帰宅して調べたら、現在はオランダのアムステルダム国立美術館で開催中の「史上最大規模」のフェルメール展に出品されているため、ということでした。
西洋美術館サイトにある「常設展ガイド」はそうした展示の変化についていっていないようで、実際に展示されているものとし違うものが説明されていたりしています。今回、それが確かめられたのでこれからはあまり当てにしないようにするつもりです。
と言うのは私のお気に入りの一つであるギュスターヴ・ドレの『ラ・シエスタ、スベインの思い出』(*)はガイドには出ていなかったのですが、実物は以前とは場所が少し違ったもののちゃんと展示されていました。
(*)画像はhttps://collection.nmwa.go.jp/image_files/ll/3116-LL.jpgで見られます。
そして、今回の新蔵品展示には
ポール・セザンヌ(1839〜1906)『散歩』、パブロ・ピカソ『小さな丸帽子を被って座る女性』があり、
さらに、小企画展として版画素描展示室で「もうひとつの19世紀 ブーグロー、ミレイとアカデミー」(**)をやっていました。これが案外に面白かったと思います。もう少し時間が欲しかったと思いましたが、幸い来年の2月12日までやっているようなので、また見に来ようと思います。
(**)チラシ画像がhttps://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/pdf/2023painters.pdfで見られます。
久しぶりに西洋美術館に来た甲斐がありました。繰り返しになりますが、カイノスケさん、同行いただいた方たち、どうもありがとうございます。