自費出版『奥州仙台領のおくの細道』序説

長年の調査報告をまとめています…お楽しみに・・ぜひ読んでください。
自費出版:奥州仙台領の『おくの細道』を書き始めました・・。
序  説 第一節  旅の「終り」からの「はじまり」

 『おくの細道』の旅の終りは「長月六日になれば、伊勢の遷宮拝まんとまた舟に乗りて 蛤のふたみに別れ行く秋ぞ」と記されている。
そして、素龍浄書本(西村本・註1)には、そのあとに「跋」が記されている。
芭蕉翁の旅の結びの地は大垣で、この歳・元禄二年(1689)は、第四十六回伊勢神宮式年遷宮が行われた歳にあたっていた。

筆者は平成二十五年八月四日の第六十二回伊勢神宮式年遷宮行事