平良志季の「可笑し異界?」展 鑑賞とお絵描きのイベントレポート

平良志季の「可笑し異界?」展 鑑賞とお絵描き

初めて行った佐藤美術館は信濃町駅を降りて正面の慶応病院の脇の路を約7分下った場所にありました。入口に「佐藤美術館」と書いてあります。平良志季の「可笑しい異界」展タイトルからして洒落が効いてます。作者の平良さんはどこにでもいそうな小柄の女性でした。その彼女が地獄の閻魔様や妖怪等をモチーフにした作品はどれも見ごたえがあり平良ワールドに引き込まれます。作品を本人が説明する際絵を描く時に下絵を描かないと聞いてビックリしました。河鍋暁斎と葛飾北斎が好きだとの事で絵柄に似通った部分も多少あります。常識的な日本画の概念を打ち破る作品でした。漫画タッチの作品もありました。絵の解説が終わってからは平良さんが考えたキャラクターを絵描き歌でお絵描きする時間もありました。大満足の展覧会でした。
「今、日本で一番好きな画家さんは?」と尋ねられたら私は「平良志季さんです」と
答えます。