「押し」「引き」から「与える」と「受ける」へ

ボールルームダンスの基本は、お互いの押し合いだったと思います。
押し合うためには、お互いが自立し、依存ではなく共存しなければないりません。
 スタートは、押す力を強くした方が前進し、弱めた方が後退すると言うシンプルなものだったと思います。
 「押す」と言うと「手だけ押すと言う」イメージがありますので、ここからは「与える」と言います。
 「与える」と言うのは身体ごと前進すると言う事です。そして、与えられる方を「受ける」と言います。
 もともとは仏教の言葉で、仏像の両手は「苦しみを受け、幸せを与える」と言うところから頂きました。
 こう考えれば、二人は自立し