「あなたはどの程度幸せですか?」の質問に「幸福」と答えたのは男性67.8%、女性74.0%。「生活全般にどの程度満足していますか?」の質問に「とても満足」「やや満足」と肯定的に答えたのは男性67.0%、女性74.1%だった。日本の女性は男性より6.2ポイント多く自分を「幸福」だと思い、7.1ポイント多くいまの生活に「満足」しているという。

結論:ビンボーでも幸せなのは女

橘氏は、「これはけっして小さくない差です」と言う。

「世界価値観調査でも、日本は幸福度の男女差がもっとも大きな国(女性の幸福度が高く、男性が低い)とされています。ジェンダーギャップ指数が世界最底辺の110位の日本で、社会的地位が低いにもかかわらず女性の幸福度が男性より高いというパラドクスには、いまだに決定的な説明はありません。ただ、男性と女性で“モテ”の仕組みがちがうことが影響しているのではないかと私は考えています。

 あらゆる調査が明らかにしているように、女がモテる最大の要素は“若さ”です。イギリスの社会学者キャサ