セタシジミ

セタシジミは、もともと琵琶湖水系にしか生息していない固有種です。

セタシジミは個体により雄雌の区別があり(河川などに生息するマシジミは雌雄同体です)、体外受精を行います。主な生息場所は、底質が砂、砂礫、小礫、砂泥の水深10m以浅のところです。

昭和40年代ごろまでは、岸辺にもたくさんのセタシジミが生息していて、水遊びを楽しむ子供たちが足で貝をつかんで持ち帰り、晩ごはんのおかずにしていました。セタシジミを材料としたみそ汁、しぐれ煮、しじみ飯等は、家庭の味として古くから親しまれてきており、琵琶湖の特産品としても広く知られています。

セタシジミの漁獲量は