永井紗耶子(さやこ)「福を届けよ」のあらすじ  旧題「旅立ち寿ぎ申し候」。

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幕末の江戸、庶民目線で体制の変革を描いたいい作品です。有名人物を登場させて、時代を語らせたりもします。

《あらすじ》
勘七は松本に生まれたが、10歳のとき主の善五郎が従兄に当たる縁で日本橋本石町の紙問屋・永岡屋に奉公に出た。永岡屋は長岡藩の御用商人である。18歳となった勘七は、安政7年(1860年)桃の節句の日に桜田門にいた。幼馴染だった駿河町の呉服問屋の次男・直次郎が、彦根藩の足軽となり初めて登城の供をするとのことだった。だが