大河「光る君へ」に登場する女性の「鬢そぎ(びんそぎ)」

ソババッケは宮廷の女性のふるまいに興味を持ってながめておりました〔道長の姉・詮子(吉田羊)が入内した後のシーン〕。

皆、扇で顔を覆い、目だけを出して会話しております。過去に読んだ冲方丁の「はなとゆめ」などには、高貴な女性は初対面の男性に己の顔を見せるのは恥ずかしいこと、だから必ず扇を使うのだとか。扇は身近に置いておく必需品だったようです。

ところが、扇が間に合わなかったらどうするか。
女性はとっさに頭を振り、己の髪が顔に掛かるようにしたらしい。これがうまくできるようにするため、鬢そぎ(びんそぎ)の原型が生まれたのだとか。本当だろうか。