まひろ(紫式部)と ききょう(清少納言)

NHK大河では、今回の最後は藤原道隆の主宰での漢詩会で、初めてまひろとききょうが出会う場面でした。なにかと因縁が取り沙汰される2人ですが、今後は皮肉屋の清少納言と位置付けるつもりなのでしょうか。

通説では、2人は宮廷(清少納言は紫式部が宮仕えする5、6年前に辞している)での面識はなかったとされています。ですから、清少納言主人公の田辺聖子「むかし・あけぼの 上下」冲方丁「はなとゆめ」や紫式部主人公の杉本苑子「散華―紫式部の生涯 上下」、藤原道長主人公の永井路子「この世をば 上下」、道長の子・能信が主人公の「望みしは何ぞ」、赤染衛門を扱った最近の澤田瞳子「