塩田潮『熱い夜明け』

暮れから借り受けていた、この本は酒を飲む機会が多くちょっとばかり時間がかかったが、本当に興味深い内容でした。

幕末から明治初期にかけての思想の巨人たちの、それまでの日本人の中には無かった「デモクラシー」を如何にして持ち込み、憲法を作り、国会を開設してゆこうとしたのかが、坂本竜馬、福沢諭吉、中江兆民、植木枝盛、馬場辰猪などの交流などを通じて描いている。
日本国憲法については、その成立の歴史も含めて研究したことがあったので大層興味深く読むことが出来た。 しかも上に挙げた5人のうち4人もが土佐の出身というのも興味深いことです。