今年もあとわずかになりました。今年最後
の話題は若い時から物覚えが悪くみんなに
馬鹿にされた若者が釈尊の弟子になり、
20年かけて貪瞋痴の煩悩を拭い去り、
16羅漢の一人に数えられる尊者となった
シュリハンドクという人物の話です。
この人には兄がおり、秀才といわれて
おりました。世間にはこういう例は多々
ありますね。
兄が釈尊の教えに傾倒して教団に入ると
弟も誘ってみたくなり、精舎に連れてきま
したが物覚えが悪く法句さえ満足に覚えられ
ません。兄も他の比丘の手前、弟をこのまま
精舎においておれなくなり、家に帰れと叱り
ます。行
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