「大和、やまと」地名の謎。

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 魏志倭人伝にいう邪馬台国は、古く、「大和国、やまとこく」の音訳とされていました。が、江戸期の学者、新井白石が通詞の今村英生が発する中国語に基づいて「やまたいこく」と音読したことで「邪馬台国、やまたいこく」の読みが広まったとされます。
 また、魏志倭人伝では「邪馬壹国」と記されますが、他の史書や類書はすべて「邪馬臺国」と表記されており、魏志倭人伝における「壹」の字は「臺」の誤記とする説が主流。「臺」は「台」にあたります。而して、邪馬台国とは「やまとこく」の音訳(表記)であったとみえます。

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