家について

タイに住んで2年が経つ。未だに今住んでいる家が、何か別荘のような、仮の住まいのような感覚が心の奥底にあるような気がする。それは日本からタイに戻り、家に着いて、ああ帰って来たんだと懐かしく想う時でさえ、心のどこかに感じていたものだ。時折、下鴨の家を懐かしく思うこともある。2年以上前は、あの下鴨の家に暮らしていたんだなあと。あの頃は、タイでこのような家に住むことになるとは、想像もしていなかった。あくまでも、行ったり来たり以上のものを想像することは、出来なかった。それをあらためて思うと余計に下鴨の家が懐かしく思える。日本の文化的な進んだ家に比べて、遜色ないと思