マディソン郡の橋

ひとときを 永遠にする 愛の妙
 その訪れの 時空を超えて

★『マディソン郡の橋』(ロバート・ウォラー/松村潔/文芸春秋)を読みました。

《私達は大恋愛であるかもしれないものをせせら笑い、純粋な深い感情に感傷のレッテルを貼ってしまいがちだ》

《道路というのは不思議な場所です。8月のあの日、のろのろ走り回って、ふと顔を上げると、そこにあなたがいた》

《彼女は再び写真に目をやって、じっくりと観察した。確かに私は綺麗だわ、と彼女は思い、自分の微かな自惚れに微笑をもらした。「これ以前にも、この後にも、私がこんなに綺麗に見えた事は無い。これは彼のせいなのよ