“江戸時代”の科学知識

先週の『清澄庭園』の入場チケットに、気になる裏書があります。

「隅田川につなげて“干満の差”で景色を変えた・・・。」とある。

HPで調べて見たが、お台場の『浜離宮』なども同じらしい。

潮の満ち引きで庭池の景観まで変えてしまう知恵とは。


興味が出て来て、もう少し調べてみて驚ろく。

池には淡水魚の“鯉”などが居て、塩水の流入は困っただろう。

そこで知恵を絞ったのが、隅田川の淡水を取り込む機構だ。

海水は比重が重く、川の底を遡る。

代わりに上流の淡水は海水の表面を流れて下る。

つまり、この庭園では常に池の水面が上下している。

満潮の時は池