趣味でつながる、仲間ができる、大人世代のSNS、趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

よくあるご質問

“江戸時代”の科学知識

先週の『清澄庭園』の入場チケットに、気になる裏書があります。

「隅田川につなげて“干満の差”で景色を変えた・・・。」とある。

HPで調べて見たが、お台場の『浜離宮』なども同じらしい。

潮の満ち引きで庭池の景観まで変えてしまう知恵とは。


興味が出て来て、もう少し調べてみて驚ろく。

池には淡水魚の“鯉”などが居て、塩水の流入は困っただろう。

そこで知恵を絞ったのが、隅田川の淡水を取り込む機構だ。

海水は比重が重く、川の底を遡る。

代わりに上流の淡水は海水の表面を流れて下る。

つまり、この庭園では常に池の水面が上下している。

満潮の時は池に向かって淡水が流れ込む。

干潮時は逆に川に向かって水は流れ出る・・・。

都会の中で、しかも海のそばに自然な“せせらぎ”を再現する。

自然の力を最大限に利用する“知恵”は素晴らしい。


自宅のある志木にも『サイフォン』を使った遺構が有る。

大きな川を渡す『樋』を地下に通し、上水を遠くまで運ぶ。

邪魔な樋を無くし、船の通行の妨げにしない為の知恵だ。

サイフォンの原理だが、江戸時代にどうやって知り得たのだろう。

この清澄庭園の原理もそうだが、本当に不思議に思う。


写真左:清澄庭園(干潮には浅い所の石が浮き出る)

写真中:志木の『いろは樋』(説明板)

写真右:志木の『いろは48樋』構造図

コメント

コメントはログインすると見られるようになります。