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よくあるご質問

ショール売り場であった老婦人

夫が、朝早くに倉敷に一泊旅行に出かけました。前の職場関係

の方たちとの毎年の行事です。同窓会の様なものです。


昨日、一年前にセールで買ったダウンのジャケットに、どうし

た訳か、このところ、数か所にとても酷い染みが残ってしまい

ました。美容院の帰りに寄った喫茶で気がついたので、美容院

に話してみましたが、違うとの事、はじめての経験です。

余りに酷い染みに今ならセールをしているので、デパートに出

かけて行きました。そして、娘に聴いていた初孫の知育本を何

冊か買う予定を立てていました。その本屋は、県内一の大手の

本屋です。

繁華街に着いたのは、十一時十五分、何時のデパートの手ごろ

な代金のイタリアンの店は、いつも込んでいます。だから、

早々に食事を済ませました。

食事を済ませて、本屋に行こうと想ったのですが、たまたま、

ショールの売り場、私は、陳列棚のセール品のピンクのショー

ルを手にしました。

でも、紫の方が・・・「御客様、その紫はサイズが大きすぎて

使い勝手が悪いと想います。お持ちの方が、良いと想います

が・・・」と、定員さん・・・と、私の後ろにいた七十歳と想

われ婦人が、身を出すようにして、頷いておられました。

「これをお願いします!」

私は、お薦めのショールを買う事にしました。

清算を待っている時です。

「あの品はとても良いと想いますよ。良いと想います」

とその婦人・・・

「ああ、そうですが、娘が年を取ったら首のあたりに美しい色

をしなさいと言うものですから」

「そう、そうですよ・・・娘さんがおられて良いですね。私も

娘がいたのですが、亡くなりまして・・・」

私は、言葉を一瞬呑みこみました。

「・・・そ、そうなにんですか!・・・」

どうなされてなのかと想ったのですが、お聴きすることは止

めました。

そして、清算を済ますと私は笑みを浮かべて、その婦人に会釈

をして本屋へと急ぎました。

婦人も、素晴らしい笑顔を返して会釈を返してくださいまし

た。

とても、素晴らしい出会と別れでした。


短歌「サイレン」更新しました。

宜しかったら、お立ち寄りください。

雪と結晶のプロフの創作者プロフイールページを押してくださ

れば、行きます。

カテゴリ:アート・文化

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