中東地域の民主化闘争のドミノ倒し 呑兵衛爺の暮れ暮れ草(30)

中東アラブ諸国の民主化運動はチェニジアで始まる。2010年から2011年にかけて起こった、一青年の焼身自殺事件に端を発して、独裁政権打倒のデモ。ストライキ・暴動が国内全土に拡大し、そして軍部の離反によりザイン・アル=アービディーン・ベン=アリー大統領がサウジアラビアに亡命し、23年間続いた政権が崩壊した事件である。ジャスミンがチュニジアを代表する花であることから、このような名前がFACEBOOKなどネットを中心に命名された。民主化を求める群衆がデモ行進を行い、エジプトのムバラク大統領も辞任に追い込まれて、保養地ニースに逃避した。中東地域の独裁政権に対する