(188) 筑波嶺の さ百合の花の 夜床にも
愛しけ妹ぞ 昼も愛しけ
読み; ツクバネノ サユルノハナノ ユトコニモ
カナシケイモゾ ヒルモカナシケ
巻20・4369 上丁大舎人部千文(オホトネリベノチフミ)
解説・ 筑波の峰に咲き匂う百合の花のように、(一緒に寝る)夜の床の妻はもう愛しくてたまらない、いや、昼間の彼女も可愛くて堪らんよ!…という歌ですね。
下手な解説よりも、声を出して読んでみてください。あなたの若き日の回想にぴったりするイメージが湧くのではないでしょうか。(笑) 作者は常陸(茨城)の防人です。
・百合(ユ