いつもの宅急便屋さんが、
おおきな箱を配達して来た。
よく見えない目で、
宛名を確認すると、
亡くなった家内の名前になっている。
送り人は、孫のあいだった。
中には、
小さな可愛い花束が入っていた。
そして、
『ママ、ありがとう!』
とメッセージがあった。
「この子が大学を卒業するまでは、
生きていたいなぁ」
と言いつづけた家内へのプレゼントだった。
すぐに家内の遺影の前に飾った。
今日もまた、涙がこぼれてきた。
今日は土曜日、
これから、
さっき買ってきた白いカーネーションをお供えします。
カテゴリ:日常・住まい