日常家具の日々

大町で所帯をもった新婚当時、好んで買い求めた家具の主なものに、松本の「中央民芸」で買い揃えた物が数点、今も日常的に使っています。

 其の中で、とりわけ好きで40年近く使い込んだ桜材で製作された座り心地のよい椅子は、今でも、一寸の狂いもない頑丈な椅子で、私は絶品だと思っている。

 淳夫さんの「燕山荘」や、高橋さんの「ヒュッテジャヴェル」でも、調度品として日常的に使用されており、ご存知の方も多いと思う。
 山荘や旅館等宿泊施設、飲食店にも重宝がられていた家具で、昭和30〜40年代、全国的に知名度を保っていた時代があって、雑誌等に取り上げられていた記事を思