和三盆の“お四国さん”

先週の奈良観光で家内が和三盆を買って来た。
10センチ角の小さな箱に、1〜2センチの可愛いお菓子が並ぶ。
  「これって美味しいよね!」
  「え?もう食べてしまったの?」
以前にも買ったが、私がペロっと食べてしまったらしい。
そんな記憶はすっ飛んでしまい、箱の作りが気になっていた。

和紙で作られたパッケージに、さらに『千代紙』が貼られている。
こんな小箱を見ると、幼い頃の宝物入れを思い出す。
拾った鳥の羽根や、綺麗な貝殻を入れた箱は大事にしていた。
中でもピンク色した“さくら貝”は大切な宝物だった。
どこの海岸に行っても落ちている、ありふれた貝殻だ。