2008年春 思い出の勘三郎さん

色々と思う処がありますが、今だから言える・・・と言う事ではなく、その時感じた事を残して置こうと思います。

2008年4月の歌舞伎座です。
4月の歌舞伎座夜の部は、まずもって狂言の並びが絶妙でした。先ずは真山青果晩年の作品「江戸城総攻」(全三部)から「みどり」で第三部の「将軍江戸を去る」、次は歌舞伎十八番から「勧進帳」、最後は井上ひさし氏の直木賞受賞作・・・手鎖心中を歌舞伎に直した「うかれ心中」です。新作・古典・「極」新作と並べたのも絶妙ですが、シリアスドラマ・舞踊劇、そしてコメディーと並べたのも素晴らしい!正に歌舞伎はエンターテイメントであることが良く