「若狭・多田寺の名宝」図録文中の「施転文」との語彙

仏像愛好仲間が龍谷ミュージアム 企画展「若狭・多田寺の名宝」に行ってきて、その図録を購入し熟読されている。敬意です。

その図録の仏像解説の文中に「施転文」とあって、調べたが判らないと彼から質問を受けた。彼も辞書やネット検索で調べたが、ブログ文中に散見されるも、その「施転文」の用語解説は出てこないという。
私も「施転文」とは知らない、 文章の前後関係より推察しよう
と前後を読めば、「衣紋の中に数箇所見られる・・・云々」があり、翻波式衣文と並ぶ平安前期の納衣のひだ、衣紋の特徴の一つである渦(うず)の形の模様「渦紋(かもん)」に思い当たった。渦紋の別称に「