般若心経に、ひんぱんに出てくる「無」について、
ほんとうの意を知りたくなり、
小学校三年生の孫が、
辞書の使い方を勉強するために、
先日買った「小学国語辞典」と、
「例解小学漢字辞典」を引いてみた。
国語辞典には、
「ないこと」
漢字辞典には、
「ものやことがらがないこと」
とある。
そうりゃそうです。
無意味
無愛想
いずれも意味がない、愛想がない。
これでは納得できず、
息子の本棚を覗いてみた。
「たしか大きな辞書があったはずだ」
古びて色あせた大辞林があった。
「無」
名詞について、
そのものが存在しないこと。
その状態がない意を