伊藤若冲の生家跡

阪急烏丸駅から、大丸東側の高倉通を上がると、右手に錦市場の入り口に出くわす。京都文化博物館に行く途中で、その市場入口の写真を撮ろうとしたときに、伊藤若冲の生家跡と記された看板が目に付いた。

錦市場の入り口の宣伝を兼ねた、若冲独特のカラフルな鶏の絵は、最近作られたものと思われる。

百科事典には、伊藤若冲について、次のように記されている。
伊藤若冲(1716−1800)は、江戸時代中期の画家で、名は汝鈞(じょきん)、斗米庵(とべいあん)と号する。京都錦小路の青物問屋の生まれ。狩野派、宋・元・明画を学び、さらに対象の実写に努め、光琳の装飾画風も取り入れて独