岩船寺(がんせんじ)

石仏の道を抜けて岩船寺に行った。この寺も初めて訪れる花の寺である。岩船寺は関西花の寺二十五ヵ所霊場第十五番になっている。

岩船寺は、聖武天皇が行基に命じて阿弥陀堂を建立したのに始まると言う。最盛期には東西16町、南北16町の広大な境内に39の坊舎を有したが、承久の乱(1221年)の兵火で堂塔の大半を焼失した。その後、江戸時代に修復されている。

明治14年から真言律宗西大寺の末寺となっている。本尊は阿弥陀如来で、紫陽花の名所でもある。昭和63年に本堂が再建され、平成15年に三重塔を修理、内部壁画が復原されている。

岩船寺には、多くの文化的遺産を蔵して