エフゲニー・オネーギン

感情移入 無くば名作 大作も
 悲しからずや 感動は無し

ロシア文学全集第12巻プーシキン/中山省三訳/オネーギン・ツルゲーネフ/米川正夫訳/猟人日記/(日本ブック・クラブ)を読みました。

オネーギンは、金持ちのボンボン。そのボンボンの、ボンボンとした暮らしぶりを描いた退屈な詩のようなものでした。チャイコフスキーのオペラにも採り上げられているので、期待したんですが。

猟人日記の猟は、猟奇の猟でおぞましい話が展開されるのかと思いました。しかし、猟師の猟。ロシアの猟師の暮らしぶりを描いた、こちらは多くは悲惨な小説でした。

名作との事ですが、両者とも