アンコール遺跡への旅

アンコール遺跡は9世紀から15世紀にかけて、インドシナ半島を制圧したクメール王朝の首都の跡である。アンコール・ワットはヒンドゥー教、アンコール・トムは大乗仏教の影響が色濃い。
カンボジアは日本の半分ほどの国土に日本の十分の一ほどの1300万人が暮らしている。住民の80%は農民であり、平均の月収は1万円ほどである。電気や水道がない農村も多く、平均寿命も男は55歳、女は62歳ほどだという。
1975年から1979年までのポル・ポト時代には虐殺を経験したし、内戦の際の地雷の処理が今でも続いている。決して豊かではないこの国だが、子供と若者の数は多く、