不思議な記憶回路

いつも散歩でご一緒する先輩が、困ったと言う。
  「○○さんの家だけど・・・探しても見付からない!」
  「何度か行ったけど、全然辿り着けないんだ!」
電話すれば?と聞くが、そこまでの用事は無いと言う。
そこで、散歩の行き先を変更して一度行って見ることに。

そう言う私だって、20年近くもその先輩宅に行ってない。
  「確かこの辺りだったよなあ〜?」
  「いやいや、もっと向こうの筋だったと思うよ?」
先輩の指差す道を2本ほどやり過ごし、3本目に来た。
  「あれっ?ここ見覚えがある!曲がってみよう?」
50mくらい先に見えて来たのが、目的のお宅だった。