連載:四季・気候など

それにしても新年度

時の流れは永遠だ。宇宙の始まりからのそれこそ天文学的数字と言わずとも、地球の始まりからにしても、到底数えられない時間が経っている。一瞬も休むこともない。悠久の歴史がある。
そんな規模から一転して、今現在生きている我々の、50年、100年単位の、一応把握可能な時間に限ってみても、それでもなお留まることを知らない。

一年なら、捉えやすいかもしれない。日本には四季折々の変化がある。3月末を年度末に、4月1日を新年度の始まりとする人為的な区切り方によって、我々は動いている。生活している。そのようにして、世界も、社会も、個人も、自らの行動を律している。