さんが書いた連載四季・気候などの日記一覧

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節句・雛祭り・貝雛(1976)

 我が国は四季折々の自然の推移・変化がみられるのは、楽しみだ。人工化して、自然そのものは次第に見えにくくなってきているとは言うものの。  その一つに節句がある。節日、すなわち人日(1月7日)・上巳(3月3日)・端午(5月5日)・七夕(7月7日)・重陽(9月9日)などの式日だ。今日3月3日は、まさに上巳だ。   雛祭りだ。女児のある家で幸福・成長を祈って雛壇を設け、ひな人形を飾り、調度品を備え、菱…

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暖冬・節分・立春・積雪(1964)

 地球温暖化の影響か、今年の冬も基本的には暖冬の傾向があった。  そうこうするうちに、節分・立春が相次いだ。節分とは言うまでもなく、季節の移り変わる時。すなわち立春・立夏・立秋・立冬の前日を言う。それだけ、日本は四季の移り変わりが穏やかにある国だ。  wakohが留学していたイリノイ大学では、少し極端な言い方をすると、長い真冬から、短い春、長い真夏、短い秋といった感じだった。  立春の前日…

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中秋の名月(1919)

 今日9月29日は、中秋の名月。出来ることなら、鑑賞したい。だが、曇り空だ。どうなることやら。  晩の7時半ごろから、ベランダに出てみた。雲が広がっている。それでも、薄い雲の切れ目から、月が姿を現すこともある。写真に撮っておこうとした。と言っても、wakohが持っているカメラは、ごくありきたりのデジカメでしかない。  それでも、隣の家のアンテナのあたりに、月は出てきた。まさに満月だ。カメラを…

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台風7号 ハワイ・マウイ島での大 山火事(1907)

 今二つの大きな自然災害のことをタイトルに記してしまった。だが、その2つは同一起源のものではない。だから本来なら、別個に2つの独立したテーマとするべきであったろう。にも拘らず、一緒に並べたてたのは、自然災害の恐ろしさを痛感させられているからではある。  この時期、日本では、台風に悩まされることが多い。しかも、それは大型化し、より強力となり、各地に甚大な被害をもたらしている。  この台風7…

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桃の節句(雛祭り)(1856)

 今年2023年も、早くも3月。弥生だ。早春だ。そして、今日3月3日は、桃の節句、雛祭りだ。主として女の子のための行事なのかもしれない。だが、wakohには姉妹がいたので、(妹は今も健在だが)この時期が来ると、姉の部屋には、ハンディなコンパクトな瀟洒なと言ってもよいガラスの箱に入ったお雛様が飾られたものだった。そして、菱餅やひなあられなどをいただき、母が用意してくれたちらしずしを食べ、少しは白酒…

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節分、立春(1838)

今日は2月3日、節分の日だ。明2月4日は立春になる。 今年に入って、すでに1カ月余、今更ながら時の経つ速さに驚くばかりだ。 ここ2週間というもの、大寒の名に相応しい厳しい寒さの日々が続いていた。 それでも、いよいよ立春を迎えるとなると、まだ寒さはしばらく続くかもしれないけれど、何となく「春近し」に、浮き立つようでもある。四季折々の変動は何となく楽しみでもある。  節分とは、「鬼を追い出し…

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2023年睦月もはや晦日(1837)

 タイトルからして、ばらばらだ。年号は西暦で、月や日は、わが国古来の名称で。それをすっきりさせるのには、「令和5年1月31日」とすれば、よいのだろう。さしてこだわりがあるわけでではない。ただ、年号をただ令和とするのは、民主制国家だというのに、君主制の象徴なような感じがするので、世界共通の年号を使うようにしているのだ。その代わりと言っては何だが、月日は日本古来からの名称を使ってみるのも、時には一…

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この冬一番の寒波襲来の報に(1835)

大寒は1月20日だった。この正月三が日は、まずは穏やかで過ごしやすかった。親族による新年会も滞りなくできたし、正月恒例の箱根駅伝も順調だった。  我が家は古いが、したがって全館冷暖房完備というわけにはいかないけれど、そんなに寒い思いもせずにすんでいた。  ところが、ここしばらく、ここ東京でも、1月24日、特に25日には、10年に一度というような寒波に見舞われるとの報が盛んに伝えられている。…

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2023年元日(1822)

 大晦日から元旦へは、必ずしもずっとテレビに張り付いていたわけではないけれども、ある程度はテレビを観ながらだった。  大晦日恒例の紅白歌合戦は、長年観たことはないのだが、その裏番組の、N響の"第九”演奏会を聴いていた。再来年引退を前にしての渾身のタクトで井上道義が贈るベートーヴェンの第九だったので、一まで何回聴いたか分らぬほどだし、何点ものレコードやCD などもあるのだが、気合を入れて聴いてい…

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大晦日(1821)

 早いものだ。あっという間に大晦日になってしまったような感すらある。その間、なすべき多くができないままだった。忸怩たらざるを得ない。  神様を信じ、神様の見守りの中、過ごせたことを感謝する。長く続くコロナ禍の故に、オンラインの形での礼拝を守ることが殆どだったけれども。  家内をはじめ、家族がよく援けてくれた。出来るだけ、何でも自分自身でやろうとは努めはしたけれども。  2月に、自宅の直前で…

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いわゆる「クリスマス寒波」金沢に襲来と聞いて(1814)

 またまた日記を書くことさえ滞っている。年の瀬まで、もう10日を切ってしまった。  そうであるのに、もう一週間も書いていないようだ。ある方から、どうしたのかという趣意のことを言われてしまう始末だ。  野暮用が次々とあるのは事実だ。だからと言って、書く時間もないわけではない。結局、書く(というよりも、打つかもしれないが)気力が起こってこないということに尽きるのだろうか。  この1年間も、内外…

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2022年11月11日午後11時11分(1796)

 時は自然に流れていく。太古の昔から、現在に至り、永遠の未来へと続いていく。一瞬も止まることはない。その一瞬一瞬が大切だ。けれども、普段そんなことを意識することはない。  そのことを気づかせられたのは、2022年2月22日午後2時22分のことであった。たまたまその時刻に、ケアマネージャーのT.K.さんが来宅されていた。所用を済ませ、時計を見上げると、その時刻が迫っていた。T.K.さんも気付かれ…

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気候の急変―冷房から暖房へ(1777)

 今年は酷暑、熱暑が続いていた。熱中症などには、罹らないように努めていたものだ。ところが、一体どうしたことだろうか。気のから、急に温度も下がってきた。今まで、エアコンと言えば、クーラーのことだったけれども、急に暖房が恋しくなってきた。着るものと言えば、半そでのシャツでよかったのに、急に衣替えの必要に迫られてきた。  実は、無精者のwakohは、そんな衣替え一つ、衣類などはどこにどのように仕舞っ…

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秋分の日(1767)

 今日9月23日は、秋分の日だ。彼岸の中日である。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものだ。日の出から日の入りまで、ちょうど12時間。これからは少しずつ昼よりも夜の方が長くなっていく。秋の夜長だ。読書の秋だ。この趣味人倶楽部での日記も、つい長くなってしまいそうでもある。  今年の夏は殊に暑かった。酷暑・熱暑などとも言われた。その上、異常気象が目立った。土砂災害が起きたり、河川が氾濫したり。台…

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暦の上では立秋でも、猛暑続くが(1749)

 日本では、四季がある。春夏秋冬といった季節の変化は、今年のように猛暑が続いていても、いずれは涼しくなるだろうとの気持ちにさせられもする。1年を24節気に分ける考えも、暦の上とは言え、よく考えられているのではあろう。それにしても、今年の夏は、まさに猛暑だった。体温を超える暑さなど、まるで当たり前のようだった。東京ですらそうだった。この24節気の考えは、古代中国の特に黄河流域の寒い気候に合わせて作…

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弥生・雛祭りと梅の花(1667)

 3月に入った。今年は寒さも厳しかったようにも感じていたが、寒さも緩んできた。4月並みの陽気だとか。  我が家の老紅梅は盛りも過ぎたが、代わって老白梅が急に咲き出してもいる。もう1本の白梅は小さな花がいっぱいだ。  弥生と言えば、早春が何かぴったりする。3月では、ただ暦としか思わなくても。  雛祭りの季節だ。もう我が家には、雛段飾りもなくなったが―娘の家に行き、孫娘の所に飾られているのだが―家内…

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節分・立春(1647)

 ほんの2,3日前の日記に、1月の晦日のことを記した。うっかりしていたら、まさに今日2月3日が節分ではないか。  立春・立夏・立秋・立冬と言う、季節の節目であり、24節気の内の4つである、その前日を節分というようだ。  春の節分、立春の前日が大切とされ、今では春の節分を節分と言うようになっているらしい。  節分は雑節と言うようだ。雑節とは、24節気、5節句などの暦日の他に、季節の移り変わりをより…

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1月(睦月)も晦日、節分・立春も直前(1643)

 早いものである。もう1月も31日、晦日とはなってしまった。その間、殆どこれと言ったことは何もできなかったのに。  1ヶ月の時間は、もちろん客観的には変わるはずがない。だが、主観的には、年を追うごとに短くなっていくような気がすることさえある。  若い頃には、恐らくそれだけすること、なすべきことが詰まっていたのでもあろうか。  今や、年老いて、無職。徒に、新聞を読んだり、テレビを見たり、少しは読書…

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寒中見舞い(1636)

 日本では、気候・季節の移り変わりは、一年を通してみると面白い。もちろん北海道と九州南部とでは、相当の隔たりはあるにしても。  だから、24節気などと言うものもある。寒中と言うのは、松の内明けから立春までをいう。松の内は、普通元日から、7日までだから、寒中と言うのは1月8日から、2月4日までと言うことになる。  今年に関しては、小寒が1月5日、大寒が1月20日、立春が2月3日だから、寒中は1月5…

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眞鍋氏 ノーベル賞(1606)

直前の日記(1605)で、すぎやまこういちさんの死去に関わる日記を記した。すると、そのコメントを下さったオカナガンさんが、「ノーベル物理学賞」を得られた真鍋淑郎氏も90歳ですねともおしるし下さった。もちろん、wakohもそのビッグニュースを聞いて嬉しかった。だが、直接には存じ上げる方ではなかった。それ故、ここに記すのは、ご遠慮申し上げていたにすぎない。  時間的には、椙山浩一君の逝去の方が早く…